ごあいさつ
我が国のインフラ諸施設の老朽化が急速に進む一方で、特に働き手世代の人口減少や地方自治体の財政的制約がますます厳しくなる中、安全安心なインフラの維持管理に国民をあげて取り組む必要性があるとの考えから、平成28年11月にインフラ国民会議が発足しました。
それを受けて、平成30年1月に、同国民会議の公認フォーラムとして、九州フォーラムが設立され、今日まで、産官学民の連携の下に、九州におけるインフラメンテナンスに関する自治体支援、技術開発の推進に向けた産官学のマッチング支援、インフラメンテナンスに対する市民参画の啓発活動などに取り組んできました。
おかげさまで、同国民会議に登録された九州全県下の行政会員数は、九州フォーラムの発足当時はわずか20団体(9%)であったのが、令和3年3月現在では182団体(78%)に増加し、インフラ施設の管理母体である市町村役所の理解が浸透していることが裏付けられます。
九州フォーラムでは、産官学の行政、企業および個人会員から構成される企画運営会議を中心に、インフラメンテナンスに関する自治体支援、技術マッチング、広報・市民参画などの活動に取り組んでいます。特に、九州フォーラムの特徴的な活動として、地方自治体の抱えるインフラメンテナンスに関わるさまざまな悩み・相談に対して、実務経験豊富なベテラン技術者による無償のよろず相談「テック・シニアーズ」や、市民、特に次代を担う小中学生とその保護者を対象とした啓発活動の一環としての市民参加イベントなどの活動も、積極的に展開しています。
当フォーラムの活動にご賛同戴ける多くの地方自治体や、企業、学協会ならびに一般市民の皆様に、会員(入会、年会費等無料)として一緒に活動して戴きますよう、ご案内申し上げます。 令和3年6月1日
インフラメンテナンス国民会議 九州フォーラム
リーダー 日野 伸一 |